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2007年01月22日

アヒルと鴨のコインロッカー



 アヒルと鴨のコインロッカー
 伊坂 幸太郎
 出版社: 東京創元社 (2006/12/21)


タイトル、ジャケットが気になって思わず購入。

内容
「引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。」


現在と2年前の話が交互に進み、最後に見事に繋がるのには参った。完全に作者の術中にはまっちゃった。1人称な文体も自分的にはツボでした。読みやすかった。
この人の他の本も読んでみようかと思います。

そういえば映画にもなるようで。関めぐみも出るようなので要チェックだなw

映画アヒルと鴨のコインロッカー公式サイト

2006年11月19日

天使の卵―エンジェルス・エッグ (村山 由佳)



 天使の卵
 村山 由佳
 出版社: 集英社 (1996/06)


村山 由佳さんの本を読むのは星々の舟、永遠に続いて3冊目。
今年映画にもなって話題の天使の卵。

内容
「そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。 」


すらすら読めました~。話的には凄く素朴な話。切ない恋愛もの。ラストは思いもよらない結末で思わず泣きそうに。読み終えてみると切なくなんか重いものがしっかり残る良い本でした。
文中の「人間なんて圧力釜みたいなものだ。もし蒸気の逃し弁がなかったら、圧力釜は限界までいって爆発してしまう。人間はどうなるか?気が狂う。どこかで悲しみや苦しみという名の蒸気を抜いてやらなければならない。泣くという行為は、人間にとっての逃し弁の働きをするものなのだ。」っていうのは本当にそうだなぁと。人ってなんだかんだであれこれ溜め込んじゃうもんねぇ。最近泣いてないなぁ。